【その他の病気】

スポーツ障害は、スポーツによる身体の使いすぎのほかにスポーツ中のアクシデントを原因として発生する病気や怪我も含まれています。
このようなスポーツ障害注意していれば避けられる場合が多いものですが、予期せぬ事態によって発生することも少なくないのです。
その他のスポーツ障害について解説していきます。

その他のスポーツ障害について

スポーツ障害は多くの場合、身体のオーバーユースを原因として発症する疾患を指す言葉として使われています。しかし、実際には練習中や試合中に起こったアクシデントによって発生した怪我に対しても使われています。どのような怪我がスポーツ障害に含まれているのでしょうか。

脳挫傷

脳挫傷は、運動のみならず生命活動を司っている脳のある頭部に強い衝撃を受けることで起こる外傷です。脳挫傷は、頭蓋内の脳が衝撃を受けて脳内出血や脳浮腫などの脳に障害をもたらす疾患を引き起こしてしまいます。脳の怪我は最悪の場合、命に関わる事があるためどのスポーツにおいても充分に注意しなければなりません。脳挫傷を起こした場合は、CTスキャンなどで脳内の状況を検査して手術内容を決定していく必要があります。

脳震盪

脳震盪は、脳が激しく揺さぶられて血流が阻害されて起こるスポーツ障害です。症状としては、数分間の失神が見られることが多いです。脳震盪はボクシングや空手などの格闘技で見られることが多く、場合によってはラグビーなどの選手同士のぶつかり合いのある球技でも発生します。脳震盪は、一過性の疾患なので安静にしていれば後遺症もなく回復することがほとんどですが、回復後すぐに脳震盪を起こすと「セカンドインパクト・シンドローム」を起こし命に関わってしまう事態にまで発展するケースがあるため、ルール上脳震盪から回復しても強制的に休養をとらせることがほとんどです。脳震盪を起こした場合は、濡れタオルや氷嚢などで頭部を冷やして身体を横にして安静にさせておきましょう。

腱鞘炎

職業病である手首に起こる腱鞘炎は、スポーツ障害としても発症することがあります。特に手首を酷使する機会が多いテニスや野球などのスポーツが、腱鞘炎を起こしやすいと言えます。手首の使い方は、ボールを狙った所に打ち返したり軌道に変化をつけたりする技術で多用されるため、上達すればするほど手首を酷使することに繋がるのです。腱鞘炎の予防には、運動後のアイシングが効果的です。

コンパートメント症候群

コンパートメント症候群は、打撲や骨折・脱臼によって筋肉や神経の組織が壊れてしまうスポーツ障害です。コンパートメントとは仕切りのことで、仕切りのように分かれた筋肉組織のことを現しています。打撲などで起こった内出血によって仕切られた筋肉組織の内圧が高まって、筋肉や神経を壊してしまうことが原因となって発症します。コンパートメント症候群は筋肉や神経に影響するため、運動能力の低下を引き起こす恐れが高いのが特徴です。治療法としては、皮膚と筋膜を切開して高まった内圧を下げる筋膜切開術が有効です。

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