【打撲】

身体にあざが残ることがある打撲は、目に見えてわかるスポーツ障害であるといえます。
多くのスポーツは、潜在的に打撲を起こす要素を秘めているものと言えるだけに、打撲は毎日のように起こっているのです。
ここでは、打撲の概要や応急処置法などについて解説していきます。

スポーツにおける打撲について

身体を人や物にぶつけることで起こる打撲は、ごくありふれた外傷でありスポーツ障害の一つであると言えます。打撲はスポーツ障害の中でも軽い部類に入ると言えますが、打撲を起こした場所によっては大変なことになる場合があるのです。

打撲の概要

打撲は別名を「打ち身」と言うように、身体を何かに強く打ちつけることで発生します。打ち付けられた部位は皮膚の下に通っている毛細血管が皮下出血を起こしてしまい、あざが残ってしまいます。打撲で出来るあざの色は個人差があり、多くの場合は「青タン」と呼ばれるような青いあざになります。
打撲は、主に野球やサッカーなどの球技やバスケットボールや走り高跳び・棒高跳びなどのジャンプを多用する競技の選手に多く見られます。

打撲の注意点

打撲は、痛みとあざを伴うスポーツ障害になることがほとんどですが打ち所によっては命に関わる外傷になる場合があります。特に危険なのが、頭と腹部です。腹部を強く打ちつけると内臓破裂の恐れが出てきますし、頭の場合は軽度でも記憶障害、重度では脳内出血から起こる脳梗塞などに発展する恐れがあるからです。硬式野球で頭部周辺に目掛けてボールを投げる行動を「危険球」という反則にしているのは、頭部の打撲が命に関わる危険性が高いためなのです。

打撲の悩み

打撲は、腹部や頭部に起こらない限りは運動には支障がないスポーツ障害であるといえます。練習中や試合中に打撲であざを作っても、適切な応急処置を行えば間断なく復帰できるのが打撲の特徴と言えます。しかし、打撲の悩みどころは運動後に現れることになります。打撲の悩みどころ、それはお風呂です。運動後は身体中に残った汗を洗い流したいものですが、打撲であざが出来ているとお湯がしみてしまい、打撲の時よりも強い痛みを感じることになるのです。このお風呂の悩みこそが、打撲の最大の症状であるといえます。

打撲への処置

打撲への応急処置としては、スポーツ障害への処置の基本である「RICE」が有効です。安静にして、患部を痛みが治まるまで冷やすのが基本となります。患部へのアイシングは15分程度に抑え、痛みがぶり返したならもう一度アイシングをするという形で行っていきます。打撲が発生して4日過ぎたならば、患部を温めて血行を促進して自然治癒を促していきます。
頭や胴体を打った場合は、直ちに安静にさせます。頭部打撲では意識障害が起こるので、頻繁に呼びかけて意識の確認を行います。意識障害がなくても、後で吐き気や手足の麻痺などが起こる場合もあるので、なるべく早く病院で精密検査を受けるようにします。腹部や胸部に打撲が起こると、肋骨や胸骨が骨折している場合もあるので注意しましょう。

上へ戻る